スケートシーンを支えるアーティスト
RUSS POPEが答える、10の質問。

ART

90年代からスケートボードシーンに携わり、今も第一線で活躍するキーパーソンのひとりRUSS POPE。スケートブランドTransportation Unitを手掛けつつ、CONVERSEのマーケティングディレクターも務めている彼は、アーティストとしての顔でも知られる。独特なタッチのドローイングで表現するオリジナルの世界観は、さまざまなブランドからのラブコールによってコラボレーションを重ねてきた。そんな彼も今回のYES GOOD MARKETで作品を展示する。イベントに先駆け、絵を描きはじめた頃の話から日本についてまで、メールで10の質問に答えてくれた。

Profile

RUSS POPE/1970年、カリフォルニア出身。90年代にスケートボードブランドCREATUREとSCARECROWを立ち上げたり、VANSのアートディレクターを務めたりと長年のあいだスケートボードカルチャーを支えてきた重鎮である。現在はCONVERSEとスケートブランドTransportation Unitの二足のわらじを履きつつ、アーティストとして精力的な活動を展開中。

Q1.絵を描き始めたのはいつ頃ですか?

「それは多分、本当に小さい頃。小学校の頃かな!? 11歳になるまではマンガとかいろんなものを描いていましたよ。6年生の時に『右側の脳で絵を描く』という本を先生に教えてもらって、読んでいたことを覚えています」。

Q2.作品のインスピレーションとなるものは何ですか?

「日常生活から旅の中で出会う人々や場所までが作品に影響を与えてくれます。その時の気持ちや感覚をみんなと共有するために作品を描いています」。

Q3.どんなメッセージを感じ取ってもらいたいですか?

「前述したように、私の生活や日常を描いています。だから、そこから幸福や旅行の楽しさなどを感じ取ってもらえたら嬉しいです」。

Q4.スケートボードとアートに共通することは?

「私にとってスケートボートとアートは、ともに手を繋いでいくもの。人生の中で同時にやりはじめたし、どちらも辞めたことは一度もない。スケートボードをどこで乗るかという選択も作品制作に影響を与えてくれています。スケートボードで遊ぶことこそが私のアートワーク制作の勇気と意欲の源です」。

Q5.あなたがアートを感じるものとは?

「アートはいたるところにあります。建物、花、雲、影、アパレル、人々…そして世界中すべてのドローイング、絵画そして彫刻作品…そのすべてが好きです!」

Q6.はじめて来日したのはいつですか?

「確か2013年か14年。日本に友達がいるのでアートショーや、いろんなやり取りしてきました。必ず年に1回は日本へ旅行するようにしているくらい、本当に日本が大好きなんです。いつも来るたびに強い刺激を受けています!」

Q7.あなたにとって日本はどんな国ですか?

「スマートで、クリエイティブで、常に一生懸命働いている。スーパースタイリッシュな人々ですね。私の日本人の友達はみんなとてもスイートで、本当にすごい人たちばかり。私は日本の友達にサポートされていてとてもラッキーだと思っています」。

Q8.日本のアート、日本のモノにどんなイメージを持っていますか?

「友人であるYusuke Hanaiの作品を持っていますし、hi-dutchの作品が欲しいと思っています。彼らのアートは美しくて素晴らしいので好きです。日本製のモノは大好きですよ! 美しい服をはじめ、ブラシやペン、インクなどの画材も沢山愛用しています。だから日本を訪れるたび、たくさん購入しています」。

Q9.以前SEE SEEとコラボレーションしましたが、SEE SEEのアイテムはどういう印象ですか?

「SEE SEEは本当に素晴らしいものをつくるね! とてもよく考えられていると思います。いつもウエアやホームグッズが気になっていますよ」。

,Q10.今回YES GOOD MARKETに参加するにあたって、日本のファンへのメッセージをお願いします。
「I LOVE YOU JAPAN. また展示できて嬉しいよ! ありがとう。
はやく日本に行きたいな〜また会いましょう^_^ 」

PHOTO/RUSS POPE Instagram https://www.instagram.com/russpope/ TEXT/SHOGO KOMATSU