フットボールとストリートを
融合させるLUZ e SOMBRA。

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ストリートカルチャーのエッセンスを取り込んだフットボールブランドLUZ e SOMBRA(ルース イ ソンブラ)。ブランド名はサッカーの聖地、ブラジルの共通語であるポルトガル語で“光と影”を意味し、“地球とボールで遊ぶライフスタイル”をコンセプトに掲げている。フットサルを軸に音楽やアートなどと密な関係性を築き、洗練されたデザインによってスポーツウェアの枠を飛び越えて絶大な人気を獲得しているのが特徴だ。その濃厚なバックボーンを紐解くためにクリエイティブディレクターを務めるSohshiさんを直撃し、ブランド設立から現在の活動、そしてストリートと繋がる理由を聞いた。

フットサルと出会い
仲間とブランドを設立

2005年に立ち上がったLUZ e SOMBRA。ブランドの誕生は、地元の仲間たちと遊ぶ日常の延長がきっかけにあった。
「20歳の頃、プロを目指してブラジルやアルゼンチンにサッカー留学していたけど、政治的な理由などで地元の横浜に戻ってきた仲間たちがいました。残念ながらJリーグのテストにも受からず、サッカーから離れてスケボーやサーフィン、ダンスなどで遊ぶ日々を過ごしていたんですよ。でも、2002年くらいに日本初のフットサルコートが横浜にできて、フットサルに出会ったわけです。フットサルはブラジルのストリート発祥のもの。当時の僕らはストリートカルチャーで遊んでいたので、好きなサッカーとストリートがMIXされたフットサルがしっくりフィットしたのかもしれません。そんなやつらが集まって夜な夜なフットサルで遊ぶようになりました」。

「でも、25歳くらいになって人生のことをちゃんと考えるようになったんですよ。このままずっとボール蹴っていてもしょうがないし。かと言って就職する気もない。そこで、フットサルのウェアを展開していたのは大手だけだったし、フットサルはストリートカルチャーとの親和性が高いということもあって、自分たちでブランドをはじめてみようっていう勢いだけでスタートしました。設立メンバーは4人で、今もLUZ e SOMBRAにいますし、フットサルのプロリーグ“Fリーグ”で選手や監督として活躍しているメンバーもいます」。

こうしてはじまったLUZ e SOMBRA。最初は4人だった仲間が徐々に増えブランドが全国区にまで成長した。今年で15年目を迎えるが、仕事が嫌になって辞めていったスタッフは誰ひとりいないと言う。
「フットボールとカルチャーが軸にあって、みんなそれが本当に好きだから続けていると思います。スタッフ全員が現役でフットサルやサッカーをやっていることがブランドの特徴でもあります。ただ商品を作るのではなく自分たちが実際に着用してボールを蹴り、着心地や機能性を確認していて、仲間たち一丸となって作っているという意識を強く持っています」。

音楽とアートの要素は
ブランドに欠かせない

フットボールを背景にするブランドの中でも指折りの人気を誇るLUZ e SOMBRA。その理由としてストリートカルチャーとクロスオーバーしていることが挙げられる。
「設立メンバーがストリートで育ったということもあって、音楽やアートはブランドに欠かせません。ですので、アーティストと毎シーズンコラボレーションしています。今季は、NIKEやadidasなどにも作品を提供している澁谷忠臣くんとのコレクションをリリースしました。これまで、DRAGON76やNOVOL、Kads MIIDAといった海外でも活躍しているアーティストにデザインしてもらっています。でも、単純にカッコいいだけじゃコラボに至りません。コラボレーションするのは、同じ地元だったりよく一緒に遊んでいたり、お互いに共鳴し合った人たちだけなんです」。

LUZ e SOMBRAの軸にあると言うストリートカルチャーは、ウェアのデザインに反映するだけではない。フットサル・音楽・アートを融合させたイベント“天下一蹴道会”を開催するなど、積極的な動きにも注目が集まっている。
「天下一蹴道会は、プロのフットボーラーが3on3をやるイベント。試合というよりプロの華麗なテクニックを楽しんでもらえるようなショー感覚です。そこにJAZZY SPORTのcro-magnonなど繋がりがあるバンドやDJを呼んだり、コートを囲う板をDRAGON76などのアーティストにペイントしてもらったり。フットサルと音楽とアートを同時に感じられる遊び場を自分たちで作っています」。

さらに、毎シーズンのコンセプトを象徴する1曲をミュージシャンに制作してもらい、ブランドのオリジナルテーマソングを設けているそうだ。
「今季はEVISBEATSにお願いして『Life as a journey』という曲を作っていただきました。それは昨年発売された彼のアルバム『HOLIDAY』にも収録されています。オリジナル曲のストックが増えたら、いつかLUZ e SOMBRAのアルバムを作りたいと思っています。あと、4月26日には、LUZのCM音楽を製作してくれているJambo LacquerとMichel PunchによるユニットMIIDA2が新横浜のお店でインストアライヴをやります。ブランドとして音楽カルチャーとも密に繋がっていきたいんですよね。音楽とアート、そしてフットボールが自分たちの色だと思っています」。

そして、天下一蹴道会以外にも積極的なイベントの開催や参加をとおして、お客さんとの交流を深めつつフットボールの普及にひと役買っている。
「静岡の掛川に海沿いの温泉施設があって、そこでビーチサッカーの大会とキャンプのイベントを毎年やっています。“地球とボールで遊ぶライフスタイル”がコンセプトなので、自然の中で遊ぶことは大事。自然に対する敬意と感謝の気持ちを持つことがアイテムのインスピレーションにもなります」。

「毎年、逗子海岸映画祭にも携わっています。10日間ある期間中にスポーツデーが1日あって、そこでJAZZY SPORTとコラボレーションしているんですよ。僕らが海岸にコートを作って、JAZZY SPORTが音楽を流しています。関係者たちにも参加してもらって試合をしているんですよ」。

フットサルのトーナメントなど
さまざまな企画で会場を盛り上げる

その関係者も参加する試合は、YES GOOD MARKETでも開催する予定。
「ヒロくん(SEE SEEのディレクター湯本さん)や出店者のみんなに、3人1組のチームを組んでもらって試合をする“YES GOOD フットボールトーナメント”をやろうと思っています。出店者側が生き生きしていると遊びに来たお客さんも盛り上がって、会場に一体感が生まれるんですよね。だから、ヒロくんは忙しいだろうけど無理矢理にでも参加させようと思います(笑)。サッカーが上手とか下手ではなく、自然の中でスポーツを楽しんでもらいたいです。ちゃんとMCもいるので、ボールを蹴って声援が飛び交う以上に試合が盛り上がるはずです」。

他にもLUZ e SOMBRAはさまざまな企画を準備している。
「子どものためのフットボールクリニックを開催しようと考えています。LUZ e SOMBRA は、Fリーグのチーム、アグレミーナ浜松にサプライヤーとしてユニホームやウェアを提供しているんですよ。そのサポートしているプロの選手であって仲間たちを先生として招いて、子どもたちにサッカーを教えようと考えています。ボールを蹴ることで友だちと一緒に外遊びをする楽しさを感じてもらいたいです」。

「あと予定しているのは、天下一蹴道会のようなプロたちによる3on3 エキシビションマッチ。トップクラスのテクニックを間近で見られる経験って滅多にないと思うんです。特にフットサルって、1回や2回やったことがある経験者は多いですが、ほとんどの人がプロのプレイを見たことないはず。フットサルってサッカーと違ってコートが狭い分、走らずにテクニックで勝負しなきゃいけないので、ダンスしているような足さばきを目の前で見てもらいたい。特に子どもたちに見てもらいたくて、憧れや夢のひとつになってもらえたらフットボールブランドとして冥利に尽きます」。

もちろんLUZ e SOMBRAのアイテムの販売もあって、今回のYES GOOD MARKETでSEE SEEとコラボレーションしたセットアップをローンチする。
「完売していた人気のセットアップが、SEE SEEとLUZ e SOMBRAのロゴを落とし込んだエクスクルーシブデザインで再登場します。SEE SEEは、はじめてスポーツブランドとコラボレーションするみたいなので実現できてうれしいです! このセットアップはパッチワークがテーマ。カルチャーや仲間など、いろんな要素が重なってブランドがここまで大きくなったという想いを、フード部分などのパッチワークを重ねるというデザインで表現しています。そのテーマはYES GOOD MARKETにぴったりだと思っています」。

「YES GOOD MARKETは、昨年末の静岡パルコの開催ではじめてお邪魔しました。ミコト屋の(鈴木)鉄平ちゃんと僕は高校が一緒で20歳くらいまで毎日遊んでいた仲間なんです。だから鉄平ちゃんにヒロくんを紹介してもらいました。イケてるショップが出店していて、最前線で活躍しているアーティストも参加するイベントなんて行ったことがなかったので刺激的でした。そして、遊びに来るお客さんも感度が高い人ばかりなので、今回の初参加でいろんな人と繋がることができると予感しています。普段なかなか出会えない人と仲良くなれることこそ、僕がYES GOOD MARKETに感じる何よりの魅力かもしれません」。

Information


LUZeSOMBRA Culture shop
住所:神奈川県横浜市港北区新横浜3-22-5新横浜メグロビル1F
営業時間:12:00〜20:00
定休日:火曜

LUZeSOMBRA HAMAMATSU shop
住所:静岡県浜松市東区和田町833-3
TEL:053-545-4061
営業時間:12:00〜20:00
定休日:火曜

PHOTO/DAIKI KATSUMATA TEXT/SHOGO KOMATSU