個展の開催やアパレルブランドとのコラボレーションなど、精力的な活動を展開しているアーティストのNAIJEL GRAPHさん。昨年は海外での展覧会を開催したり、絵本を出版したりと幅広いフィールドで作品を発表し、その勢いはとどまることなく今年もさまざまなサプライズを用意しているようだ。今年もYES GOOD MARKETに参加する彼に、今後の気になる動きを話してもらった。
国内外で八面六臂の活躍。
今年の動きから目を離せない!
あらゆるブランドとコラボレーションし、その度に大きな話題となるNAIJEL GRAPHさん。そんな彼にまず聞いたのは、最近の活動について。
「最近は、例えばFILAと一緒にスニーカーを作ったり、YES GOOD MARKETにも出店しているCoffee Supremeとコラボレーションしたりしました。この夏は、世界的なスポーツブランドとのコラボレーションや大きい会場でのインスタレーションも控えているので僕自身楽しみです。以前、Beastie Boysとオフィシャルでコラボさせてもらい、それが世界中で販売されたので、それが今に繋がっているかもしれません。割合としては、半分くらいが海外からのお仕事です。去年の6月にロンドンで、今年の1月に香港で個展を開催させてもらいました。香港は何度も行っていて、すごく好きな街です。日本の事も好きだし、温かく迎えてくれるんですよね。今後もいろんな国で展覧会をやっていきたいです。行ったことがない場所に行くのがおもしろいですし、やったことがないことをやるのが楽しみです」
“やったことがないことをやるのが楽しみ”と話すように、今回のYES GOOD MARKETでは、これまでとはひと味違う作品を販売するようだ。
「今回のYES GOOD MARKETに出品するのは、この鉛筆。今までとは違ったアプローチをしてみたいと思って、絵ではなく立体作品に決めました。立体で作るのも、紙に描くのも、感覚的にはあまり変わらないんですよね。絵も立体もそうなんですけど、やりたいからやるっていう本能的な部分があるんですよ。楽しいからやりたくなっちゃうっていう感覚。単純におもしろそうだからやっています。去年、adidasで展覧会をやらせてもらった時は、ロゴの立体作品を作りました」
「YES GOOD MARKETの2日間限定オンライン開催は、特別なものになると思うので楽しみです。アートも洋服もライフスタイルも提案してくれるオンラインショップって少ないから、みんなに楽しんでもらいたいし、僕も楽しみたい」
HOLE AND HOLLANDとしても
今年の夏に大きな展開が待っている
昨年のYES GOOD MARKETで、会場に音楽の彩りを与えてくれたクリエイティブな音楽レーベル、HOLE AND HOLLAND。今年のYES GOOD MARKETにも、そのメンバーのMamazuさんとYO.ANさんがDJとして参加。そして、NAIJEL GRAPHさんもHOLE AND HOLLANDに所属していて、設立から携わっている。
「結成は20年くらい前。Mamazuは僕の弟なんですけど、僕が20歳くらいの頃、ターンテーブルを買ったから、高校生だったMamazuにスクラッチとかを教えたんですよ。そうしたら、すぐに僕よりうまくなって(笑)。そこにMamazuの友達が集まってきたのが、HOLE AND HOLLANDの始まりです。基本的にDJたちはそれぞれがクラブ、フェスでの活動や音楽製作をしていて、レーベルとしてはアパレルも作っています。このMIX CD入りのポケットTシャツはYES GOOD MARKETでも販売する予定」
そして今年の夏、HOLE AND HOLLANDとしても新たな挑戦を目論んでいるそうで、大きな節目を迎えることになる。 「実は、HOLE AND HOLLANDのお店を夏くらいにオープンする予定なんですよ。まだ詳細はお伝え出来ませんけど、レコードなどの音源やオリジナルのアパレル、僕の作品などいろんなモノをMIXして販売しようかなと。オープンまでの期限が残り少ないですけど、いろいろと楽しんでいきたいです」