日本にインスパイアされたメディア「eye_C magazine」。

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これまでアパレルブランドや飲食店を数多く紹介してきたが、今回登場するのは、国内外から注目を集めているメディア「eye_C magazine」が手掛けるブランド〈the editor’s choice〉。ビジュアルを中心に、オンラインと紙をベースに発信する同メディア。一体どんなメディア? どんなコンセプト? 編集長であるHoyeさんに話をきいた。「YES GOOD MARKET」でどんなブースを展開するのかも気になるところ。

伝えたいという情熱が突き動かす。

「eye_C magazine」は、ファッションをメインにしたライフスタイルを紹介するインターナショナルなメディアだ。2017年にローンチし、オンラインと雑誌があり、年2回刊行される後者は日本やヨーロッパ、アメリカなどで販売されている。インディペンデントな形態ながらも、毎号撮り下ろすファッションストーリーやビジュアルは、業界内外のファンを年々獲得し続けている。

編集長は、日本在住のHoyaさん。それまでに編集の経験もなければ、日本語を満足に操ることもできなかった彼が、ただ雑誌を作りたいという情熱だけで、ここ異国・日本でメディアを立ち上げた。

Hoye「かつて好きで見ていた日本のファッションマガジンからインスパイアされて雑誌を始めました。今でもそうですが、人がつくったいい服やモノを見ると、これはちゃんと世の中に伝えなきゃいけないとモチベーションが上がるんです。編集長という立場ですが、服を見たときにパッと頭に浮かぶビジュアルを形にできるのであれば、スタイリングも撮影もキャスティングもすべて自分でやりたいですね」

日本のファッションを取り上げることも多い「eye_C magazine」。長年関係を深めてきた日本のアパレル業界とも親交が深く、ブランドからルックブックやビジュアル制作を頼まれたりと、その活動範囲は広がりつつある。さらに、形にするまで妥協しないその情熱は、ファッションブランドやそのデザイナーたちも虜にするようで、〈SEE SEE〉や〈NOWHAW 〉、〈HERILL〉といったブランドともコラボレーションを重ねてきている。

そして、今では〈the editor’s choice〉というオリジナルブランドまで立ち上げるにまでに至った。

Hoye「元々、15歳くらいから服屋で働いていたくらい服はずっと好き。〈the editor’s choice〉では、質の高い日常着をつくりたくて始めました。ファッション業界にいると、デコラティブな服に接する機会も多いんですが、逆にシンプルで、朝起きてパッと手に取って袖を通して、気持ち良く毎日を過ごせる服。そんな服を目指してます」

「the editor’s choice」のブースに並ぶもの。

Hoye「当日は〈the editor’s choice〉の服を先行発売します。〈SEE SEE〉とコラボしたメッシュTシャツをはじめ、Tシャツやスウェットシャツですね。プラスでアクセサリーなどちょっとしたものを並べる予定です」

去年の「YES GOOD MARKET」も誘われたが、あいにくタイミングが悪く出れなかったという。満を持して参加する、このイベントへの意気込みをぜひどうぞ。

Hoye「各ブースの中からいい商品を見つけて、おいしい食べ物を味わって、イベント自体をできるだけ楽しみたいなと。イベントの模様は『eye_C magazine』でも取り上げるので、その楽しさが伝わるような記事にしたいですね」

the editor’s choice
https://www.the-ec.shop/
Instagram:@the editor’s choice

Photo:Shinsaku Yasujima
Text:Shinri Kobayashi
Interpreter:Saori Ohara
Edit:Jun Nakada